任意売却の解説<vol.10_保証会社>

2021.01.23 / ニュース&ブログ一覧

みなさん、こんにちは。PLY不動産研究所の鈴木です。

先日は保証会社の代位弁済についてご説明をしました。
本日は保証会社について調べてみましょう。

保証会社のメイン業務は住宅ローンの保証です。住宅ローン借入希望者から保証料を頂戴して住宅ローンの保証をします。保証会社が保証をすることで金融機関は貸し倒れのリスクを回避することができ、その結果として金融機関の貸出審査のハードルを下げ積極的な融資実行の促進に繋がります。

保証会社の種類としては大きく分けて3つです。
1)金融機関のグループ会社
2)金融機関と外部との共同設立会社
3)完全独立の保証会社

都市銀行など資力のある金融機関ほどグループ会社に保証会社があり、審査も厳しくなる傾向にあります。
※保証会社を使わずに住宅ローンの貸出をしている金融機関もあります。

では実際に保証会社の決算内容はどうなっているのでしょうか。
地銀などが主に利用している全国保証(東証一部)の財務資料(2021年3月期 第2四半期)を見てみましょう。

新規保証実行件数:7100件
保証債務残高:14兆8400億円

とあります。仮に平均2500万円の保証債務残高としても59万3600件の保証をしている計算になります。

では収益を見てみます。

プラス:営業収益189億円
プラス:求償債権回収93億7000万円
マイナス:代位弁済金額134億2000万円

これを計算すると148億5000万円のプラスです。
この金額は金利に上乗せされ金融機関経由で支払われるか、一括で融資実行時に支払うかの違いはあるにせよ、全てみなさんから支払われているものです。

競売手続きになったからと言って誰も損はしていないのです。
高飛車に対応してくる債権者の方もいらっしゃるかもしれませんが、組織全体としては儲かる仕組みの中で住宅ローンを貸出をしているのですから決して卑下することはありません。

全体最適の中で6ヶ月滞納したら回収しようというルールを設けただけです。

本日は以上です。

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